日本郵便料金大系
2018年5月25日 | ブログ
| 前回に書いた、alternate useのカバーをお見せしましょう。前島15銭が適正期の飛燕5銭3枚貼、ゼロ付前島1円が適正期の、2新昭50銭ペア貼と1円貼。厳格に突き詰めた郵便史でなく、トラッドで切手の盲人用4種便使用として見せるのなら十分だと思います。ルックスが良いですから。
乃木2銭のアルバムは2冊有りました。ゲーベルのブックに入っていたエンタを見て、思わず料金表を調べたのです。日専等の基本のチャートにも載っているけれど、誰も気に掛けず、そんな使用例が有るとは想像が出来なかったカバーです。外信便の盲人用点字印刷物=点字文はUPU規定でも印刷物で通ります。昭和12年4月1日ー20年3月31日なら、1kgまで毎で2銭です。適正切手は乃木2銭。有ると思って探したのでなく、物が目に飛び込んで来たので、まさかと思って調べたのです。文句なしのマテリアルです。
もう1点は、現行のCTOの山に埋もれていた1枚のメモでした。「現行党必見!! 聴覚障害者用小包」。この人のコレクションの場合、「資料が有れば物が有る」。例外は皆無です。だから探しました。郵頼戻しのカバーの束から葉書が数枚出て来ました。改めて、鳴美の大冊をめくったら、しっかり出ていました。説明はパンフを読めば一目瞭然。でもこのメモの筆者がどなたかは判りません。