オークションのご報告

2月22日ー23日のオークションの落札品の発送が本日完了いたしました。ご出品者への精算は3月12日の予定ですが、今回のセールに関してブログでご案内していた件の総括をして見ようと思います。昨年12月14日に書いた、外国切手とFDCですが、ビジネスとすれば、ほぼ予定通りだと思います。持ち込んでくれたのは、東京の貨幣商組合加入の古銭・紙幣商さん、従業員が二桁なのでかなり活発な商売をされているのでしょう。切手は偶々の買い入れだと思います。JAPEXで弊社のセールを見学して、電話をくれての初取引でした。京都へ出張しての全国買い入れの途中に、東北で仕入れた結構なボリュームの物を持ち込んでくれました。ボストークのヒンジレスが20巻、FDCと外国がダンボールで数箱ずつ、トータルの買い入れ原価を言ってくれたので扱いは気楽にやれました。2倍になると踏みました。TVでコマーシャルを出していれば、相場の1割で買わないと商売にならないのですが、ここの場合は私が見ても納得できる程度の値付けで買っていると思えました。

ボリュームは有るのですが、この類は基本的にオークションで売る場合、手間暇かける必要は無いのです。ボストーク3巻以降は額面がベースで掛け率を幾らにするか、FDCは@20円、外国は郵趣サービス社の頒布品なので、1冊幾らで踏めるのです。一見して一日でやれるかなと思ったのですが、ボストークの1~2巻と満州と占領地が有ったので、フルに3日掛かりました。出品ロット数が56なのですが、ロッティングに手こずったのです。フロア分は10点出して1点が不落、メール分は46点で17点が不落でした。お支払い額は先方の仕入れ原価の1.8倍、不落を再出品して2倍になるでしょう。不落で残ったのは全部が日本の未使用物、機関車500円とか雁のシート的な物なのです。状態を吟味して、売れるはずの値段で出しているのですが、今の相場では残ってしまうのです。2割下げれば売れるでしょう。ギリギリの勝負をして、残ると厳しかったのがボストークの19冊のロットでした。完揃い美品、最低値は額面の80%で設定しました。落札手数料をオンすれば93.7%になります。まともに評価すれば売れないのですが、新しい所が、連刷シートなのがミソなのです。小売りで使えるのです。このロットの場合、残って1割引きで再出品か、手数料抜きで弊社で買い入れか・・どちらでもやれたのですが、ストレートに売れてくれたのでラッキーでした。今回のセールは最低値の高い物が殆ど残っていません。オークショニアは真剣勝負で勝つか負けるかを賭けるのです。

今回のメーンイベントはラストロットの【かつお釣りの無目打銘10】でした。オークションをスタートして、予期せぬ人から楽しいメールを頂いたのです。今までに数回大きいディールをしている方からでした。物の将来性を教えて欲しい、買うべきかどうかのお尋ねでした。気になるサブのデータを貰っていたので速攻で情報収集に掛かりました。杞憂で有る事を願ってです。時を置かずに返事を貰いました。

答えは明日・・・。