外国切手とFDC

電話で問い合わせ頂いていた、標記の山が大きいダンボール8個でやって来ました。東京の無店舗営業の古銭の買い取り屋さんで、JAPEXでの弊社のセールを見学済みとの事でした。品川ナンバーの車で持ち込み、この後京都で買い取りの仕事が有るそうです。内容は未だチラッと見ただけですが、出所は1か所で、購入先は郵趣サービス社がメインだと見えました。外国切手は豪華アルバムの頒布品、お楽しみは、混じっているかも知れない中国切手と、松本徽章の金箔とフランクリンミントですが可能性は薄そうです。FDCは、コメットバインダー入りのスタンディングオーダーでのコレクション、NCC・JPS・飯島版画だと思います。古い物は無さそうなので、冊数を読んで枚数x@20円の1ロットになるでしょう。確実に売れると思います。

先方が仕入れ価格を言ってくれたのですが、結構いい値段を出しています。黒いヒンジレスボストークが20冊ほど有るのです。3巻以降は額割れでしょうが扱いに苦労はしないでしょう。1巻・2巻が有ったり、無かったりでガタガタ、ぐちゃぐちゃなのでそれだけが勝負になるのです。何故か竜文4種は本物で、他の手彫は裏に番号入り=切手商組合が其の昔45種を100円で売った物だし、高い普通切手は無いけれど、月雁、年賀富士、国立の小型は有るのです。手間をかける必要も無いので、手早くロッティングすれば仕事とすれば完結です。最低値を売れる値段で付ければ相場で売れるし、100円加刷抜きの琉球や満州、南方も有るので金額はそこそこになるでしょう。数十年の怨念が籠ったコレクションの編集には手こずるのですが、唯一のご希望が郵趣品の現金化というリクエストはオークショニアにすれば一番楽な仕事なのですよ。目途として、買い値の2倍位には出来ると思います。売れる数字が見えているのでストレスゼロでやれるのです。

数日前のヤフオクで、ドラマが起きました。かつお釣りと久米島です。私はギャラリーなのですが、或る意味当事者として絡んだことが有ったのです。忘れていたのですが、資料は残っているので楽しい記事を書けるのです。数十年前に遡ってお話を綴って行きましょう。