二次流通のメカニズム

完全な思い込みで間違った視点で議論を進めてしまう事が有る事に気づきました。ヤフオクの静岡製の手彫の偽物の第三者による出品、所謂二次流通のバックボーンです。思い起こすのは、【東芝ゼロ円】です。法的にはお咎めなしで、東京地検が結論を出していますが、「主犯」=正確には幸運にもこの商品を手にした人が、千載一遇のチャンスと見てヤフオクに出品、小遣い稼ぎができると見た複数人が入手して、再度ヤフオク!に出品、警視庁保安課が総務省郵便課に問い合わせたものの、そこの顧問弁護士がチョンボして郵摸に抵触すると間違った回答をしたために、関係者数人を摘発、地検に書類送検したものの、不起訴になった事案です。結論に至る事由は長くなるので割愛しますが、この件ではヤフオクで買って、売った人は警察が見れば、主犯と同罪なのです。まさに二次流通で、単なる細やかな転売行為を為した人にすれば、晴天の霹靂で、さもや生きた心地がしなかったでしょう。今となれば笑い話で済ませられるのですが、ボタンを掛け違えれば悪意なき第三者にも類が及ぶ恐れも有るのです。責を負うべき輩とは何の繋がりが無くても結果のみを抜き出されて。責められる可能性が有る事を覚えて置いた方が良いでしょう。

直近のヤフオクで、小さい事件が起きました。洋桜2銭への未使用と竜200文2版の未使用の出品が有ったのです。我々が見れば一目瞭然、静岡製の偽物だと判ります。出品者は埼玉県の人だし、他の履歴を見ても、変な物は売ってません。たまたま今回の2点が目立って怪しき光を発したのです。直ぐに気づいた人がいて、質問欄で【だめでしょう】のメールを送って、ちょっとしたやり取りが有って、出品から取り下げになりました。出品者を調べたら、弊社のヤフオクのお客さんだったのです。偶然にも別件で数回電話を貰っていて、かなり話し込んだ人でした。複数、少なくとも2名の静岡の相手から結構高い物を買っています。話だけで、物を見なくても駄目だと判る物で100万は軽く超えているのです。登場人物が交差していて、起きている事実と当事者の認識が入り混じって、説明を詳しく書けばこんがらがるので素っ飛ばして先に結論に向かいます。

2銭のヘと200文2版の購入先は、牧之原の風雷坊です。こちらは本丸ですので何をやるにせよ慎重に扱わないといけません。ヤフオクに再出品した埼玉の人は、転売しての鞘抜きを狙ったのでは有りません。ご本人としては、信じたくはないけど、真偽を疑って、自分が本物としてヤフオクで買ったのだから、同じやり方で売りに出したのです。厳しい人なら、それでも同罪だと断じるかも知れませんが、私の気持ちとしては同情が禁じ得ないのです。ヤフオク質問での遣り取りの結論は、切手の博物館=水原フィラテリー財団の鑑定を取ります・・だったのですが、それは止めさせました。100%、偽物ですの鑑定結果は出るのですが、そうであっても売主は絶対に返金しませんから、重ねての無駄金を遣うだけなのです。

この人が、私に聞いて来たのは、和桜20銭イの墨点を58万で買った・・件でした。去年の12月、そういえば見た覚えが有ったのです。水原財団の鑑定に出したら、偽物の結論でした。買った相手は、出品地域東京ですが、送付元の住所は静岡市清水区・・で、牧之原の風雷坊では無かったのです。鑑定書付で返品したら、当然ながら書類不備で拒否、次に牧之原のK-Coinの鑑定を取ったのです。驚くべきことに、その結果も偽物だったのです。12ページの落書きペーパーの鑑定結果で、手彫銅板印刷で無いから偽物だと書いてあったそうです。水原財団の鑑定書は、科学的根拠不記入だから、鑑定書として無効、ならばとK-Coinの【科学的根拠付き】の偽物の鑑定書を付けたら、何と私がそれを全否定しているので認められないとして蹴って来たのです。変なとこで私の名前を出されて大いに迷惑しています。ヤフオクで、出品地域東京で出て、落札後の発送や連絡先が静岡のケースが複数あるのです。牧之原・・の自作自演か、周囲の一味の仕業かなと思っていたのですが、今回のパターンでは辻褄が合いません。何時もならK-CoinはOKのぺーパーを出すのですが、今回はNGのペーパーで、それを否定するのにワンクッション入れて、私を名前を使っているのです。

好奇心が沸々と湧いて来ています。偽物の摘発と返金要求にとどまらず、事実を探求したいのです。ちょっと動いて見ようと思います。瞬間的に思いついたのですが、結構いいアイデアだと思います。結果が出るまでには少し時間が掛かりますし、中間報告はご法度です。