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私の場合は、1995年にアメリカのWells Fargo銀行で、チェックを切れる口座を開いたのです。アメリカに行かずに開設したので、この時も本人確認が必要で、証明してもらうためにアメリカ領事館を訪ねました。簡単にできる筈だったのですが、震災直後の為、自国民以外の依頼には一切応じられないとして拒否されました。代案として通告されたのが、Nortary Public=公証人に依る証明です。日本の公証人役場に行って、私が私であることを公証人に証明してもらい、更に公証人がその立場にいる事を、外務省に行って確認してもらうのです。実際にその通りにやりました。アメリカの社会保険番号抜きでやるのでこの手続きが要ったのです。こうやって開いた口座は、利息は付きませんが、アメリカ等との取引で随分重宝したのです。ドルでの受け取りとドルでの支払いがスプレッドなしで完結出来るのです。でもこの環境も1年前に潰されました。アメリカの銀行のレギュレーションで、非居住者の社会保険番号無しでの口座の保持が出来なくなったのです。マネロン対策の一環でしょう。数週間のノッティスでクローズドの通告なので大いに慌てました。たまたま数万ドルの残が有ったので、アメリカの取引先5人に頼んで先付のチェックを切ったのです。
国内からの国際送金も不便になりました。ゆうちょダイレクトが事業用目的の送金に使えなくなりました。私の場合は、会社も、個人もいっさいNGです。だから何とかFX系の送金で凌いでいますが、それも普通にやれるのは100万円までなのです。超えれば銀行に出向いて手続きします。その銀行も外為の取り扱いは大幅に縮小、証明書類を揃えて、本店や営業本部に行かねばなりません。スポットの飛び込みではどこでも無理だと思います。代替手段で使えるのが、ペイパルとクレジットカードでしょうか。金額が大きくなればペイパルは無理かと思います。今回のFeldmanセールでもクレジットカード払いの方が少なからずいると思います。これにもトラブルの種が潜んでいるのです。誰も悪くは無いのですが、知っていないとイライラする事になるのです。
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スタンぺディアさんから送られて来た日本語版のビッドシートを見てください。Shipping instructions (発送指示)に、□FedEX □Registered mail 国際書留 のチョイス欄が有るのですが、これは2つの手段の何れかをクライアントが任意で選べるという意味では無いのです。本文ぺージの12頁に英語で、13ページに日本語で書かれている通りに、【すべてのロットは、スイスのDavid FeldmanからFedEXで発送されます。】が優先されるのです。国際郵便での発送は、FedEXが使えない私書箱の場合に限られて、要望を出しても無視されてしまいます。
国際郵便の場合の通関は、各地の税関の外郵出張所が担当です。ここは話しが出来るし、融通も利くのです。万一、税関が判断を間違えて課税扱いになっても、支払っていない限り修正できるのです。物は受け取り拒否し、同時に通関済み証明書の番号を貰います。電話で説明して、然るべき書類を送るか、開封しての日本製の現認を要求すれば必ずやってくれて、2日後に免税通関での配達になります。話を聞いてくれるのです。でも、今回は無関係なのですが、満州・琉球・南方占領地は日本切手にはなりません。字入りは、国際展での佐藤浩一基準では外国切手ですが、税関に於いても日本切手で通ります。金額の過少申告もNGですし、全てに於いて嘘をついてはいけませんが、会話ができるので外郵通関は結論にも納得できるのです。
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