月別アーカイブ: 6月 2012

2012年6月5日(火)

『オークション・ライブで中継11』

セール自体は6月2日・3日のPA72・フロア開催と、5日のMA62・メール締め切りで完了です。6月1日の正午時点の受け付けNoは634、この時点で締めておれば、落札額はほぼ4900万円でした。このタイミングでの数字が結構重要で、最低値の合計額に達することが一つの目的です。フロアでの競りと、MAの最終盤のビッドでこの指標値の3割増しが何時ものペースです。序ながら、フロアオークションのスタート値(札が入った物+無入札は最低値)の合計額55,685,400円、及びフロアセールの一番札(ビッドが有った物のみ)の合計額60,696,100円も直接のリンクはしていませんが、結果として、フロアで競ればここら当たりの金額にまで伸びることが多いのです。メールでの札の状況が正確にフロアの結果に繋がります。今回はこの指標を充たしていたし矢印は明らかに上向きだったので、フロアでのホットな競りが予想できていました。因みに、5日朝9時のMA62のビッド締め切り時の、確定受付番号は779でした。時期をずらした2度入札もダブルカウントなのでこれを除き、フロアのみのビッドの人を加えて実ビッダーの数字が出ます。

数字での総括に入ります。本来ならば、PA・MAを分離して分析したいのですが、プログラムの都合で合算でしか上ってこないデータも有るのです。出品数4921に対して落札数3269、落札率は66.43%です。(PA72は2494→1831、率は73.42%、MA62は2427→1438、率は59.25%)落札額は手数料を含まずに64,748,150円です。セールとしては今日中にUPする落札結果速報で、不落札品の残品売りをスタート、明日の朝9時までが優先受付=同着扱いなので、20~30人からオーダーが入ります。19日までの残品売り期間の販売を終えて、返品を処理して、精算してオークションは完了です。残品売りで3~4%は率が伸びますから、最終的な成約率は70%を少し超えると思います。何とか思惑通りの数字を今回も達成できそうです。800名+のご出品者・ご応札者の皆様に感謝いたします。

因みに、PA・MAを合算してですが、場で落ちた物は528ロット、金額は29,319,000円、メールで落ちた物は2741ロット(PA・MA合わせて)、金額は35,429,150円です。落札手数料は15%均一です。弊社の出品手数料は、基本的に10%ですが、10万円以上はより安く、しかも幾ら高額でも一点で3万円がMax、但し5,000円未満は@500円です。今回のセールでは落札額647,48,150円に対して、頂く手数料は5,503,580円です。如何に高額物が多かったか分かります。

次回は、マテリアルをアナライズいたします。

2012年6月1日(金)

『オークション・ライブで中継10』

フロアセールの、メールビッドの締め切りは本日正午きっかりです。早朝から作業を進め、12時5分で完全に締め切り、作表作業に進みました。メールセールのビッドは来週火曜日の午前9時まで受け付けますが、フロアセールの追加ビッドは、オークショニア扱いでは不可能で、フロアに来られるか、フロア出席者に代行を依頼していただくことになります。

スタート値(フロア)、暫定入札値(メール)は午後2時半にはHPにUPしています。表に出た数字は、現時点でビッドが有った物で、応札者がお一人なら、ビッドの数字に関わりなく、全て最低値、お二人以上の場合は、2番札の一刻み上=フロアオークションの場合はスタート値になります。各ロットのそれは、一覧表を見ていただくとして、オークショニアしか分からない興味深い数字を出しましょう。

コンピューターの処理は、最終的にはPA72・MA62を同時に行うのですが、現時点ではフロアでの競りの有る無しで、PAとMAで分かれての数字が出てきます。フロアセールとメールセールでは途中経過では扱いが異なります。メールビッドのみをされる場合は、区別の必要は有りません。こちらの作業のタイミングだけが違うというだけで、1枚のビッドシートで構いません。データからはPA72・ロット237はWDなのでこれを除きます。

PA72は出品数2494点、現時点でビッドが有ったロットは1686点、率では67.76%です。最低値の合計は40,199,800円、ビッドが有ったロットの一番札を合計すれば(無入札はゼロとして)60,695,100円、因みにスタート値の合計(無入札は最低値)は55,685,400円です。ビッドが有ったロットのみのスタート値の合計は、プログラムの関係で不明です。

メールセールは出品点数2427点、ビッドありは1226点、50.52%が現時点での数字です。PA・MAを合算すれば、成約は59.17%になります。フロアセールでは、場に120~130名が出席しての競りになり、メールはあと3日+で更に150名位から札が来ます。経験則でなら、落札率は今の数字から10%は伸び、金額ベースでは30%ほど増えるはずです。更に不落札品の即売で3%は売れますので、最終の落札率は70%前後になるはずです。昨日も書きましたが、日本物の高額品は状態が良いせいもあり、大体埋まって、いい値段が入っています。まだまだフロアでも数字が伸びるでしょう。新中国の古いFDCは、きっちりと5名~7名のビッドが上から下まで有って、パーフェクトに埋まりました。まだまだ、フロア当日には2~3人の中国本土がターゲットのブローカーが場で競るはずです。メールセールの率はいつもより悪いのですが、現時点ではノービッドでも、ズラリ並べた官白と未使用のシート・小型シートへは固まった札が来るかも知れません。お一人のビッドの有る無しで随分と結果に差が出て来るのです。今回はこちらの都合で、フロアの点数が何時もより500ロットは少ないのですが、セール自体は密度が濃くなりそうです。時間もたっぷり有るので、山場はゆっくり読みましょう。

バザールの情報です。2日間での開催の催事の場合、どうしても初日に人が固まります。当然ブースも初日の土曜日に集中してしまいます。平均化を図るために、ブース代を各日@4000円から、土曜日6000円、日曜日2000円に変えました。結果として日曜日のブースホルダーが増えています。今回は、買い入れ等で増えてしまった文献類を大放出します。土曜日の朝一の混雑が引いた辺りから、ご自由にお持ち帰り下さいを開始、少し良い物は、日曜日の「ガラポン」の当たりの景品に、更なる貴重な物=少なくとも3000円++の価値の有る物は「ガラポン」外れ5枚をお持ちの方に進呈します。その他は平常どおり、今回も二人が初出店、一度出された方はレギュラーへ定着してくれるケースが多いので、商売的にも成り立っていると思います。では、明日お待ちしています。